目次
和紙って何からできている?
日本で和紙の原料として使われてきたのは大きく3つ
どれも靭皮(樹皮のさらに表皮を取り除いた部分)を原料としています
楮(コウゾ)
〈特徴〉
くわ科の落葉低木で、成木は3mほど。
〈繊維〉
太い、長い、強い。
〈栽培〉
育てやすく、成長が早い。毎年収穫できる。
国内の主な産地は 高知県や栃木県。
〈用途〉
障子紙、表具洋紙など、その他幅広い用途に使用。
和紙の最もメジャーな原材料。
三椏(ミツマタ)
〈特徴〉
じんちょうげ科の落葉低木で、成木は2mほど。
〈繊維〉
柔軟、細い、短い、光沢がある。
〈栽培〉
比較的簡単。苗を植えてから3年毎に収穫できる。
国内の主な産地は岡山、高知、徳島、島根など。
〈用途〉
日本銀行券(紙幣)、かな用書道用紙、美術工芸紙など。
雁皮(ガンピ)
〈特徴〉
じんちょうげ科の落葉低木で、成木は2mほど。
〈繊維〉
細い、短い、光沢がある。
〈栽培〉
栽培が難しく、成長が遅いため野生の雁皮を使用することが多い。
〈用途〉
箔打ち紙など